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2007年03月07日(水) 04時06分

県職員詐欺さらに450万詐取疑い読売新聞

 調べによると、野崎被告は県奈良井川改良事務所に勤務していた02年11月、県発注の河川改修工事を落札した業者(松本市)から、収賄事件の贈賄側業者(同)を通じて約450万円をだまし取った疑い。調べに対し、野崎被告は容疑を認めているという。

 だましの手口は、贈賄業者に対し、後日返却すると約束して約400万円を受け取り、あとで「別の河川工事での(贈賄業者への)未精算分を工事代金に加算してある」などと落札業者にうそを言って、贈賄業者の口座に約450万円を振り込ませるというもの。約50万円は手数料という。

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 野崎被告の第2回公判が6日、長野地裁(土屋靖之裁判官)で開かれ、県発注工事を利用して公金180万円をだまし取ったという詐欺事件の起訴事実を認めた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news001.htm