軽油の密造、販売は悪質な脱税行為にあたるだけでなく、密造過程で排出される硫酸ピッチが環境に悪影響を与えるなどの問題がある。県内では、あわら市北潟の倉庫で、硫酸ピッチ入りのドラム缶計90本と廃スラッジ14袋が見つかり、今年1月に県が行政代執行に着手し、撤去した。
パネル展示では、県の抜き取り検査などの活動を紹介。不正軽油の現物も見ることができる。県税務課の担当者は「軽油密造工場や硫酸ピッチの廃棄倉庫が民家のすぐ近くにある場合もある。多くの県民に関心を持ってもらい、不正防止につなげたい」と話す。不正軽油を発見した場合は、県税務事務所軽油引取税課=電0776(21)0010=へ。
(山田祐一郎)
http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20070306/lcl_____fki_____006.shtml