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2007年03月06日(火) 19時57分

アナログテレビ最大6400万台がゴミに 地デジ移行で朝日新聞

 11年7月のアナログ放送終了で、ごみとなるテレビは最大6465万台——。テレビメーカーなどの業界団体「電子情報技術産業協会」(JEITA)が6日、こんな予測を明らかにした。地上デジタル放送(地デジ)への全面切り替えにより、アナログテレビでは放送を受信できなくなるためで、各メーカーは家電リサイクル法に基づいて、再生利用設備の増強などを迫られる。

 家電リサイクル法見直しのための、中央環境審議会と産業構造審議会の合同会合で示された。

 テレビの普及台数は現在約1億台で、このうちアナログは8580万台。予測では、07〜11年に合計5037万台が地デジ対応テレビに買い替えられ、その分がリサイクルなどに出される。

 さらに、11年時点のアナログテレビ3543万台のうち、チューナーを接続するなどで使い続ける分を除く最大1428万台が、いずれごみとなる可能性があるとみる。買い替え分と合わせ、最大で6465万台がごみとなる。

 家電リサイクル法では、メーカーが廃テレビを再生利用する義務を負う。再生利用設備では、ブラウン管のガラスや銅線などを取り外して再利用し、残ったごみは埋め立て処理に回す。

http://www.asahi.com/life/update/0306/008.html