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2007年03月05日(月) 00時00分

平成電電元社長ら逮捕 警視庁 詐欺容疑で計5人 東京新聞

 割安の固定電話サービス「CHOKKA(チョッカ)」などを提供し、昨年六月に破産手続きが始まった通信事業「平成電電」(東京都渋谷区)の設備への出資を偽り、多額の現金をだまし取ったとして、警視庁捜査二課と麹町署などは五日、詐欺の疑いで、「平成電電」元社長佐藤賢治(55)=品川区西大井四、「平成電電設備」元社長熊本徳夫(54)=中央区銀座三=の両容疑者ら同社の元幹部五人を逮捕した。 

 同社の事業では、全国約一万九千人から約四百八十七億円が集められており、通信会社の経営破たんは、巨額詐欺事件に発展した。

 調べでは佐藤容疑者らは二〇〇五年八月、東京都練馬区の投資家の男性=当時(65)=ら三人から、通信機器購入資金への出資を偽り、現金約一億円をだまし取った疑い。同社は、出資の仕組みとして、平成電電設備が投資組合を募り、投資家の出資金でメーカーから通信機器を購入。平成電電に機器をリースし、投資家にはリース料から利益を分配するとしていた。

 〇三年十月以降、一号−二十一号の投資組合がつくられたが、リースが行われたのは〇五年一月ごろの十二号組合までで、〇五年二月ごろの十三号組合以降に約一万三千人から集めた約三百億円は機器購入には使われず、平成電電の運転資金やほかの投資家への利息に充てられていたとみられる。このうち二十号組合だけでも約二千人が三十七億円を出資したという。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070305/eve_____sya_____005.shtml