記事登録
2007年03月05日(月) 22時51分

脱会の上祐代表、公安庁立ち入り検査受け入れる方針読売新聞

 オウム真理教の上祐史浩代表(44)を支持する「上祐派」の脱会問題で、上祐代表は5日、公安調査庁に、新団体設立後も団体規制法に基づく観察処分の対象団体として、同庁の立ち入り検査を受け入れる方針などを伝えた。

 上祐代表は、今月中に上祐派約60人が教団から脱会し、4〜5月に新団体を設立すると説明。新団体は松本智津夫死刑囚(52)の影響力を排除した教義に基づいて運営し、教団による一連の事件の被害者、遺族に対する賠償も続ける方針も伝えたという。

 また、公安庁への説明後、上祐代表は記者団に対し、「今の状況を考えると、国民の不安を除去するためには、観察処分が必要だと考えている」と述べた。

 一方、上祐代表は同日夜、教団本部がある東京・世田谷のマンション住民にも同様の説明を行った。住民からは「新団体は本当に危険でなくなるのか」などの質問が相次いだという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070305i215.htm