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2007年03月04日(日) 10時00分

米医学界は注目日刊ゲンダイ

 病気腎移植で注目される宇和島徳洲会病院の万波誠医師(66)が5月、サンフランシスコで開かれる米国移植外科学会で病腎移植の有効性についてアピールすることになった。病腎移植を行った万波医師と弟の廉介医師(60)らを含む6人が執筆して同学会に応募した病腎移植の論文が発表テーマとして採用された。
 日本国内では日本移植学会が病腎移植を原則禁止とする方向で議論しているが、移植医療の先進国とされる米国ではこの問題について、とりわけ関心が高い。
 万波医師らが執筆した論文は、検証可能なデータがある42例の病腎移植について患者の生存率などを分析し、その有効性を強調する内容だ。世界の移植医療の権威とされる同学会で万波医師が病腎移植の有効性を訴えれば、日本でも風向きが変わるかもしれないと期待する向きもある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070304-00000012-gen-ent