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2007年03月04日(日) 00時00分

前村長「実害ない」  本埜村百条委朝日新聞

 本埜村議会の調査特別委員会(百条委)が00年度の事業を巡り、「未完成の計画の報告書2件に計約1200万円の委託料が支払われた」などとする調査結果をまとめたことに対し、同村の五十嵐勇前村長は3日、「年度内に仮の報告書が届いており、仕事の主要部分は終了していると判断した。村民への実害はない」などと反論した。

 問題の事業は、五十嵐前村長時代の「都市マスタープラン」と「緑の基本計画」。五十嵐前村長は朝日新聞の取材に対し、「年度内に届いた仮の報告書は、03年6月までに完成した正式な報告書と内容は同じ」と述べた。百条委で「策定に必要な村民アンケートなどを実施せず、過去の計画を流用した」とされたことについては「行政懇談会の場で、村民の意向は十分に把握していた。過去の計画との整合性をとるのは当然で、流用ではない」とした。

 一方で「完成前に委託費を支払った点は、不注意だったと指摘されても仕方がない」と、手続きに誤りがあった点は認めた。

http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000703040001