記事登録
2007年03月03日(土) 23時20分

石原知事が「硫黄島」をバッサリ朝日新聞

 石原慎太郎都知事(74)が製作総指揮した映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」(新城卓監督、5月12日公開)の完成を記念した「成功させる会」が2日、都内で行われた。特攻隊として散った若者たちを描く群像劇。石原氏は各方面で高評価を得たクリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」を引き合いに「ライバルになると思って見たけど、あの映画よりずっとマシだね」。さらに「米軍の焦燥感もなく、島のどこで戦っているのか分からなかった」とバッサリ切り捨てた。自作については「美しく悲しく、そして無残だった青春の姿は現代に響くものがあるはず」と訴えた。

 この日は出演した徳重聡(28)窪塚洋介(27)岸惠子(74)も出席。窪塚は04年に自宅マンション9階からの転落事故で奇跡的に助かったことに触れ「僕の場合はピン(=1人の意味)で(生存した特攻隊員と)少しジャンルは違いますが(その後の人生は)神様がくれたギフトだと思う。生きるために生きる」と話した。

http://www.asahi.com/culture/movie/NIK200703030010.html