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2007年03月03日(土) 17時27分

心待ち桜、都心は記録的早咲き? 気象庁7日に開花予想朝日新聞

 記録的な暖冬が終わり、気になるのが桜の開花。気象庁は7日に開花予想を出すが、すでに連日問い合わせが相次ぐ。記録的な早咲きの可能性が高まるなか、早咲きが予想される地域では職員の巡回を始め、気象情報会社は「あなたが見たい桜の開花予想をします」とピンポイント予報を手がける。今年の桜前線をめぐる動きは、早くも活発だ。

桜開花予想

 気象庁の予測に先駆け、「今年の開花は早め」の予報を出したウェザーニューズは、今年から「開花日予測メール」(有料)を始めた。携帯サイトにアクセスし、開花日を知りたい桜の写真と住所などを送れば、48時間以内に予想日を返信してくれるという。同社の予想だと都心部の開花予想は3月20日前後だ。

 過去6年間の観測データから全国を250メートル四方に区切り、日当たりなどから予測。「桜を見るだけでなく、成長していく過程も楽しんでほしい」という。

 気象庁の開花予想は7日に発表。桜の成長が始まる起算日やそれからの仮積算温度などをコンピューターに入れて予測する。

 この予測式を使って、一足早く独自に推計してみた。各地の起算日に、積算温度を加える。1日の平均気温が15度の日が「1日」で、7.5度なら「0.5日」。東京都心は、2月6日が起算日で、積算は22.8日。2月28日までのデータに、1日からは週間天気予報、それ以降は平年の気温を入れて計算すると、都心の開花予想日は3月16日(平年は3月28日)と、これまで最も早い02年と並ぶ。

 同じように計算をすると、名古屋は3月14日、大阪は3月19日、福岡は3月13日と記録的な早さだ。昨年9月からの気温変化を踏まえた補正をすると1〜2日のずれは出てくるという。予報を担当するのは「花の係長」の上原浩之・応用気象情報係長。「暖冬がどう影響するか。今後、寒気の南下が予想され、どう響くか」

 ソメイヨシノはどこが早いのか。気象庁の観測では昨年は高知市の3月15日だった。しかし、それ以上に早かったのが高知県宿毛市の3月13日だった。01年に気象庁の測候所が廃止され観測データには記録されなくなったが、市は独自に職員を巡回させ、開花宣言を出している。昨年は地元紙やテレビが「全国一の早咲き」と取り上げた。

 市商工観光課は1日から巡回を始めた。担当者は「早咲きの地域としてPRされれば」と願う。

 「日本一の早咲き」として有名だった愛媛県宇和島市も05年に測候所が無人化され、気象庁の統計上には記録は残らない。昨年から気象庁のOB2人を雇い、独自に観測している。

http://www.asahi.com/life/update/0303/010.html