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2007年03月03日(土) 14時39分

「不正アクセス」56%はネットカフェ発…警察庁調査読売新聞

 他人のID、パスワードを悪用してサイトに接続するなどの不正アクセス行為について、警察庁が接続元を調査したところ、56%は不特定多数が利用するインターネットカフェだったことがわかった。

 容疑者がわからない事案の場合、7割近くがネットカフェで、匿名性が捜査の「壁」になっている。同庁は近く、業界団体に会員制導入など客の身元確認の徹底を要請する。だが、店側には「厳しくすると客が逃げる」と消極的な声もあり、“自主規制”は容易ではなさそうだ。

 調査の対象は一昨年に全国の警察が認知もしくは摘発した不正アクセス行為。容疑者の供述や通信記録などから接続元を調べた結果、判明した483件のうち56%に当たる271件でネットカフェが使われていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070303-00000005-yom-soci