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2007年03月03日(土) 10時00分

東証2部IXI粉飾の疑い日刊ゲンダイ

 東証2部に上場していたIT関連会社「アイ・エックス・アイ」(IXI、大阪市)=民事再生手続き中=が不正な取引で売り上げを水増しし、決算を粉飾していた疑いが強まり、大阪地検特捜部は28日、証券取引等監視委員会と合同で、商法の特別背任と証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の両容疑で同社本社や関連先の日本IBM大阪事業所(大阪市)などを家宅捜索した。
 粉飾総額は数百億円に上るとみられ、特捜部は押収した資料を分析し、事件の全容解明を進める。関係者によると、IXIは日本IBMや大手リース会社「東京リース」など複数の取引先との間で、帳簿上だけで商品の転売を繰り返す「架空循環取引」を行い、架空の売り上げを計上していたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070303-00000010-gen-ent