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2007年03月03日(土) 00時00分

監査委勧告の結論出ず 元職員の横領問題で 東京新聞

 松戸市収納課の元職員(二〇〇六年死亡確認)が、滞納者から徴収した市税などを横領した事件で、市監査委員が当時の上司に損害賠償責任があるとして、元部長二人に計約四百万円を請求するよう勧告された川井敏久市長は二日、対応について「結論に至っていない」とするコメントを発表した。

 県市民オンブズマン連絡会議のメンバーらが昨年十二月、市監査委員に措置請求。二月一日付で市監査委員から市職員措置請求(勧告)の通知があり、翌日受理している。措置期間は三十日間の今月四日まで。

 勧告に基づき、損害賠償の支払いを求めて応じない場合は提訴することになるが、コメントは「勝訴できるか、さらに検討を加えていく必要がある」などとしている。 (川田栄)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20070303/lcl_____cba_____002.shtml