北京大と訪中交流団の関係者と握手する桂小米朝さん(左から2人目)=大阪府庁で
24〜28日の日程で、関西の小学校で算数を教える教師らが北京の小学校を訪問する交流団に同行する。中国側との橋渡し役である彭飛(ポン・フェイ)・京都外大教授が昨秋、学内のフォーラムに小米朝さんを招き、小米朝さんが学生時代にたまたま覚えた中国語の歌を即興で披露。感激した彭飛さんが現地での落語会を打診した。
主催は中国で最も古い日本語教育機関とされる北京大学日本語学部。教室内に即席の高座も設ける。演目は、動きやしぐさが多く、わかりやすい「時うどん」や「動物園」などを検討しているが、当日の雰囲気で決めるという。小米朝さんは「中国にも落語のようにしゃべりで人を笑わせる芸能があると聞いた。落語は座って演じるところが独特で、大阪弁の魅力とともに『正座の文化』をしっかり伝えたい」と話した。
http://www.asahi.com/culture/stage/rakugo/OSK200703030014.html