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2007年03月03日(土) 00時00分

暖冬の影響で求職増?朝日新聞

 求人数に対する求職者数の割合を示す有効求人倍率(季節調整値)は1月、県内で0・63倍だった。秋田労働局が2日、発表した。県内は4カ月ぶりに低下。暖冬のため外出しやすくなり、職を求める人が増えたためらしい。

 同局によると、有効求人数は前月比0・8%の微増だったのに対し、有効求職者数がそれを上回り同比3・8%増えたという。

 派遣など非正規雇用者は年度末の3月で契約が切れる場合が多い。今年は雪が少ないため、1月から次の職探しを始めた派遣社員が多く、在職求職者数を押し上げる要因になったとみられる。

 有効求人倍率の全国平均は1・06倍で、秋田は都道府県順でワースト6位だった。

 正社員の有効求人倍率は全国平均が0・67倍だったのに対し、県内は0・33倍。ハローワークへの新規求人も派遣やパートなど非正規雇用が増えているといい、同局では「学校を卒業して正社員になっても、安易に退職すると正社員での再就職は厳しい」と指摘している。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000703030002