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2007年03月02日(金) 00時00分

八尾、山田も携帯OK  富山市内の不感地帯解消 市長『予想外に早く』 東京新聞

 富山市内で携帯電話がまったくつながらない集落がなくなる見込みになった。NTTドコモ北陸が基地局を建設し、市が通信回線を敷設する分担整備を進めてきたため。すでに試験運用され、三日までに市内全地区で携帯電話が使えるようになる。一日、会見で発表した森雅志市長は「十数年かかると思っていたが、非常にうまくいった」と話した。

 携帯電話がつながらない「不感地帯」だった集落は八尾や山田など市南部の山間地。通信事業者が独自に整備する予定がなかった十五地区で、市が二〇〇七年度に五億千四百五十万円をかけて、各基地局からNTT交換局まで光ケーブル通信回線を敷設することを提案、解消を実現した。十五地区ではNTTドコモのFOMAが使用可能になる。合併新市の一体感醸成や、安全で安心なまちづくりなどを目指した事業だった。

 全地区での整備は今年九月ごろまでの見通しだったが、暖冬で工事が早く進んだことなどから、半年ほど早く事業が完了したという。 (北山真由子)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tym/20070302/lcl_____tym_____004.shtml