SCEは「裁判の過程で双方にとってこれが最善という結論に至った」としている。すでに賠償額などを見込んだ引当金を積んでおり、ソニーの07年3月期連結決算への影響は少ないという。
イマージョン社は02年2月、ゲームのコントローラ部分を振動させ、ゲーム内の衝撃を伝える同社の特許技術などをSCEが侵害したと訴訟を提起。米連邦地裁は05年3月、SCEに約9070万米ドル(約106億円)の損害賠償の支払いなどを命じる判決を出した。
SCEはこれを不服として控訴審で争ってきたが、イマージョン社に賠償金やライセンス料などを払い、技術協力していくことにしたという。