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2007年03月02日(金) 10時00分

JAL労組 スチュワーデス極秘情報9000人分保有日刊ゲンダイ

 日本航空の社内で、社員の個人極秘情報を満載した内部資料をめぐって大騒ぎになっている。その数9000人分。ほとんどがスチュワーデス(女性客室乗務員)に関するデータとされる。
 週刊朝日最新号によると、この内部資料は、会社が保有する人事・労務データを会社寄りの組合・JAL労組に渡し、労組幹部が独自収集した追加情報を盛り込んで作成されたもの。その目的は会社への敵対行動を監視することにあるという。 それら記載情報は学歴や入社年月日、異動歴、所属組合など基本データにとどまらない。趣味、嗜好、家庭環境、交友関係、病歴、性癖なども盛り込まれている。「右翼」「日教組」「創価学会」など思想・信条に関する記載から、「デブ」「バカ」「父なし子」など差別用語まで。さらに「美人」「少し軽そう」「男好きするタイプ」「合コン狂い」「トンデル」など下ネタ風まで盛り込まれたとんでもないシロモノ。JAL労組はこれら極秘情報を96年ごろからデータベース化し、成田空港にある労組支部のパソコンに本人の同意がないまま無断保有しているという。騒ぎが大きくなって労組は「全データを削除する」としているというが、JALがこんなスパイ情報もどきの極秘ファイルを活用していたとは呆れるほかない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000010-gen-ent