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2007年03月01日(木) 00時00分

HPで収支 使途詳細に 目黒区議会政調費 3月議会で改正案 東京新聞

 政務調査費の使途基準のあり方や、透明化策について議論していた目黒区議会の調査委員(座長・岩井奉信日大教授)は二十八日、区議会のホームページ(HP)で収支報告書を公開することや、一人あたり月額十七万円の調査費を、月額三万円程度減額することなどを盛り込んだ答申を、二ノ宮啓吉議長に提出した。答申を踏まえ、同区議会は、三月の定例議会で条例改正案を提出する。 (浅田晃弘)

 答申では、HP上で収支報告書に加え、詳細な使途を記載した内訳書を公開することを提言。使途もさらに厳格化し、会合の飲食費は五千円以内とするほか、訴訟関連への支出は禁止すべきだとした。また、事務所費については、実際に事務所として使用していることを証明する資料の添付を求めた。

 同区議会は、公明六区議の総辞職を受け、政務調査費のあり方について見直し作業を開始。昨年末には、収支報告書に添付する領収書を、それまでのコピーに加えて、原本とする改正条例を可決した。その上で、さらに詳細な基準を定めるため、岩井氏ら三人の民間人を調査委員に任命し、検討を依頼していた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070301/lcl_____tko_____000.shtml