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2007年03月01日(木) 12時52分

給食調理員休ませ給与読売新聞

奈良市教委

 奈良市立小の給食調理員に対し、市教委が学校の長期休暇中に、法で認められていない自宅研修の名目で事実上の休みを与える形にし、給与を支払っていたことがわかった。長年続いている慣行とみられ、市教委は「本来は年次有給休暇(年20日)扱いにしなければならず、指導が行き届いていなかった」と釈明、同様に調理員が勤務する44小学校の実態を調査し、改善するとしている。

 同小の校長は「これまでの経験から、そういうものだと思っていた」と、自宅研修を長年黙認してきた事実を認めているといい、市教委の担当者は「長期休暇中は給食がないため、教員らと同じように長年続いていた慣行とみられ、誠に遺憾」と話し、他校でも行われている可能性が高いとして、早急に実態把握に努める考えだ。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news001.htm