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2007年03月01日(木) 00時00分

市民26人が集団提訴 二荒山神社マンション問題 開発が進む二荒山神社周辺=宇都宮市で 東京新聞

 宇都宮市の二荒山神社の参道西側に高層マンションを建設する計画をめぐり、市民二十六人が二十八日、県を相手取り、再開発組合の設立認可の差し止めなどを求める訴えを宇都宮地裁に起こした。

 原告らは住所が同市内全域に分布しているが、「マンション建設による景観破壊で被害を受けるのは、神社周辺の住民に限定されない。居住地にかかわらず、宇都宮市民には歴史的な景観を享受する権利がある」と主張。訴訟に加わる市民をさらに募り、三月下旬にも再び集団提訴する方針。

 昨年十二月に同神社近くのギョーザ店「みんみん」が同趣旨の訴訟を起こしており、同訴訟と併合審理される見通し。県側は二月八日の第一回口頭弁論で、請求の却下を求めている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20070301/lcl_____tcg_____004.shtml