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2007年03月01日(木) 10時00分

都知事選 浅野史郎前宮城県知事“出馬思案中”日刊ゲンダイ

 候補者が出せない民主党の体たらくで、都知事選は石原3選の流れができつつある中、25日夜、浅野史郎前宮城県知事(59)に出馬を求める集会が行われた。
 無党派市民を中心に約400人は「宮城の次は東京です」と次々に訴え、浅野氏が「トラックいっぱいのバレンタインチョコをもらえば考える」と言ったジョークに応えて、壇上に持ち寄ったチョコを積み上げた。
 浅野氏は「来ないと失礼になるから」「話を聞いてみたい思いもあった」と集会途中に姿を見せたが、熱気に驚いたようで、「いつもはオシャベリの私だが、きょうは言葉がない。ビックリして、感激して」と少し目を潤ませていた。
 これまで「出馬することはない」と言い続けてきた浅野氏は、記者団に「私からお話しすることはない」と明言を避けた。浅野氏と親交がある関係者が言う。
「彼は迷っています。宮城県知事を辞めて、ようやく奥さんと娘2人との静かな生活に戻ったのに、再び家庭を犠牲にして激務を再開することができるかどうか……」
 集会の呼び掛け人の五十嵐敬喜・法大教授は「この場所に来たこと自体がすごい前進。近くスパッと表明するのでは」と言う。結論は数日後に出る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070301-00000011-gen-ent