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2007年03月01日(木) 00時00分

放置自転車ワースト返上へ 池袋に新駐輪場 東京新聞

 都内最悪の放置自転車対策で、豊島区は課税条例廃止にあたり鉄道事業者から用地確保の協力を受けた初の駐輪場を整備し、四月にオープンさせる。二十八日、区内で開かれた自転車等駐車対策協議会で報告した。

 オープンするのはJR東日本が用意した池袋駅東口ウイロードわきにある業務用ビル地下一階の約二百二十平方メートル。百六十台分のスペースがある。コイン式自動精算機による時間貸しの駐輪場で、六時間ごとに百円(最初二時間は無料)。

 区内の池袋、大塚駅の放置自転車数は都内ワースト1、2(二〇〇五年度)。区は区内の駅の放置自転車を減らすため、〇五年四月に条例を施行した。課税に反対するJRや私鉄、地下鉄など五事業者が駐輪場の用地確保について協力を約束したため、ことし七月に条例を廃止。区は、主に事業者が用意したスペースを使っての駐輪場整備計画を作った。計画では、〇五年時点で整備されていた約八千五百台分に加え、十年間で六千五百台分を増やす。〇六年度の整備分が、新年度の四月にオープンする百六十台分。〇七年度には私鉄の用意したスペースや幅の広い歩道に合計八百台分を整備する。 (松村裕子)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070301/lcl_____tko_____002.shtml