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2007年03月01日(木) 00時00分

「華麗なる新装」 あの小説の舞台、志摩観光ホテル朝日新聞

 山崎豊子さんの小説「華麗なる一族」の舞台にもなったリゾートホテル「志摩観光ホテル」(三重県志摩市)が来年9月に新装オープンする。これまで以上に高級感を醸し出すとのコンセプトで今月12日に着工する。近畿日本鉄道が1日発表した。

志摩観光ホテルの新装後の予想図=近畿日本鉄道提供

志摩観光ホテルの新装後の予想図=近畿日本鉄道提供

 地上5階地下1階で延べ1万1千平方メートル。51部屋すべてが100平方メートル以上のスイートで、窓に面した浴室を備える。1泊2食付きで5万円(税別、1室2人利用の1人分)から。最高級の部屋は約200平方メートルで、7万5千円から。

 部屋の数を現在の2分の1以下にし、最も安い部屋同士で比べ広さも料金も約3倍になる。「アワビのステーキ」で知られるレストラン「ラ・メール」は引き続き営業し、最上階に置く。

 同ホテルは51年開業。小説では主人公一族が集って会食するシーンもある。小説はドラマ化。TBS系で毎週日曜日に放映されている。

http://www.asahi.com/culture/tv_radio/OSK200703010083.html