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2007年02月28日(水) 00時00分

柔道部の顧問を傷害容疑で告訴朝日新聞

  横浜市青葉区の市立奈良中で04年12月、柔道部の練習中、顧問の男性教諭(当時26)に技をかけられたことが原因で脳に損傷を受けたとして、当時中学3年だった少年(17)と両親が27日、男性教諭を傷害容疑で青葉署に告訴し、受理された。奈良中の木村長利校長は「今後も捜査に協力し、警察の判断を待って厳正な対応をしていきたい」としている。

  告訴状などによると、少年は04年12月24日、部活中に男性教諭に絞め技をかけられて朦朧(もうろう)としている際に、さらに投げ技をかけられ、その後に意識を失って倒れた。病院に運ばれ、脳の緊急手術を受けたが、物忘れがひどくなるなどの高次脳機能障害が残ったという。

  少年の父親(60)は「真実は何だったのか、という疑問は今でも解消されていない。明らかにするために告訴に踏み切った」と話している。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000702280002