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2007年02月28日(水) 00時00分

NPO法人元理事逮捕 広告代理店に水増し請求指示 550万円背任容疑 東京新聞

 資産運用の専門家を育成する特定非営利活動法人(NPO法人)「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」(東京都港区)の元理事が、取引先に水増し請求させてバックリベートを受け取ったとして、東京地検特捜部は二十八日、背任容疑で元理事作田佳一容疑者(60)を逮捕した。

 調べによると、作田容疑者は理事在任中の二〇〇二年五月から〇三年五月にかけ、東京都内の広告代理店に広報用パンフレットの印刷を発注した際、代金に五百五十万円のリベートを上乗せして請求するよう広告代理店の役員に指示。

 計八回にわたって水増し分をバックさせ、同協会に五百五十万円の損害を与えた疑いが持たれている。

 作田容疑者は一九九七年八月ごろから、逮捕容疑となった五百五十万円を含む約三千万円のリベートを手にしたとされるが、多くは公訴時効(五年)が成立しているという。同協会が告訴していた。

 同協会は八七年十一月、資産運用の知識の普及や専門家の育成を目的に設立。〇一年六月にNPO法人となり、〇七年二月一日現在、個人会員は約十五万四千人、法人賛助会員は百二社。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070228/eve_____sya_____003.shtml