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2007年02月27日(火) 10時01分

いよいよ中川幹事長降ろしが始まるゾ!日刊ゲンダイ

「忠誠心なき閣僚は去れ」と、やたら威勢が良かった中川秀直幹事長がヘンだ。閣僚からは「何様のつもり」と批判され、安倍首相に「言い過ぎましたか」なんて言い訳していた。民主党の指摘で、自分が理事長の財団法人の敷地内に自宅を建てていたことも発覚。イライラも頂点に達したようで、周囲に当たり散らしている——。

●傲岸不遜な態度が党内から総スカン
 中川といえば、もともと党内では嫌われ者だ。これまでは豪腕で不満を押し込めてきたが、ここへ来て一気に中川批判が噴き出している。久間防衛相からは「(閣僚に)命令口調で言うのはどうか」と非難され、高村正彦元外相には「閣僚の一挙手一投足には鈍感でないと」と皮肉られた。
「中川幹事長もカリカリ来ているようで、番記者にも八つ当たりしています。先日も中川発言について『そんなにたるんでいないという声もあるが?』と質問され『だったらいいだろ』と投げやりに答えていた。参院選の候補者差し替えの件も『結論が出てから聞け!』とブチ切れ、内閣支持率が下がったことについて聞かれた時は『誤差の範囲だ。官僚みたいに聞くな!』と青筋を立てていた。完全に冷静さを欠いています」(官邸事情通)
“壊れかけ”の幹事長に気をよくしているのが、散々イジメられてきた塩崎恭久官房長官だ。記者から「中川発言はそのまま受け止める?」と聞かれ、「そのまんま東?」なんて冗談まで飛ばしていたらしい。
「党内からも無能呼ばわりされピンチだった塩崎官房長官は中川の“敵失”で息を吹き返した。中川は傲岸不遜な性格が墓穴を掘った。でも、このバトルは第2ラウンドがありますよ。選挙が近いのに党内はグチャグチャ。安倍首相はオロオロでしょう」(永田町関係者)
 参院選まで持つかどうか……。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000003-gen-ent