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2007年02月27日(火) 10時01分

盗聴JAL機長 バレた理由日刊ゲンダイ

“不倫相手”の部屋に盗聴器を仕掛けたJALの機長が警視庁に捕まった。それも4年間にわたって盗み聞きしていたというから、異常だ。22日に電波法違反で逮捕されたのは、東京都豊島区駒込の野村昌弘(39)。れっきとした妻子持ちだ。
「野村は02年6月ごろ、5歳年下で独身の同僚スチュワーデスの部屋に盗聴器を仕掛けた。東京・秋葉原で買ったコンセント型をつけ、近くに車を止めて盗聴していた。当時、野村は妻といったん離婚し、女性と付き合い始めたばかりで、女性の“浮気”を疑ったわけではなく、『どういう気持ちで自分と付き合っているのか知りたかった』と話している。その後、妻とはヨリを戻していますが、いわゆる“盗聴マニア”です」(捜査事情通)
 案の定、女性の方から別れ話を切り出され、昨年10月に関係を清算……したはずだったが、未練タラタラの野村はしつこくつきまとっていた。
「別れた後も1カ月間ぐらいはウロチョロしていたようです。業を煮やした女性が『困っている』と警察に相談。警察のアドバイスで部屋を調べたところ、11月に盗聴器が見つかったのです」(捜査事情通=前出)
 野村は90年にJALに入社。主に国内線の機長を務めていた。「勤務態度もまじめで、問題を起こすようなタイプには見えなかった」(関係者)という。JALは「事実関係に基づいて厳正に処分する」(広報部)と平身低頭している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000004-gen-ent