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2007年02月27日(火) 00時00分

アミメキリン 唯一の雄『ハルヤ』 天国へ 『多摩で2世を…』 かなわず 東京新聞

 多摩動物公園(日野市)で飼育しているアミメキリンの中で唯一の雄だった「ハルヤ」(11歳)が、死亡した。胃の内容物が肺に入ったのが原因で窒息死したとみられ、24日朝に寝部屋で死んでいるのを飼育担当者が見つけた。ハルヤは1995年に同園で生まれた。98年から盛岡市の同市動物公園に繁殖のため貸し出され、雄1頭と雌2頭の繁殖に成功。昨年11月に帰郷したが、今月に入り体調を崩していた。

 同園のほかのアミメキリン11頭はすべて雌。日中は外の放飼場で過ごし、雌と仲の良い姿を来園者にも見せていたという。同園教育普及課の担当者は「多摩での繁殖も期待していただけに残念」と肩を落としている。 (杉本慶一)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070227/lcl_____tko_____001.shtml