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2007年02月27日(火) 00時00分

「頭おかしい」と患者暴行、診療所院長に懲役2年求刑ZAKZAK

 女性患者に暴行を加えてけがを負わせたなどとして、傷害罪に問われた心療内科などの診療所「東京クリニック」(東京都新宿区)院長の被告(36)の初公判が26日、東京地裁で開かれ、被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 検察側は論告で「カッとなって暴行を加えた犯行に酌量の余地はなく、刑事責任は重い」として懲役2年を求刑。弁護側は最終弁論で「反省している」と執行猶予付き判決を求めた。

 公判は結審し、大寄淳裁判官は判決期日を3月5日に指定した。

 検察側冒頭陳述によると、被告は昨年12月、クリニック内で、患者の20代の女性と付き添いの夫が病状の説明を求めると「私が言っても分からないだろう。2人そろって頭がおかしい」と怒り出し、女性の髪をつかんで壁にたたきつけて3週間のけがを負わせたほか、夫にもけがを負わせた。

ZAKZAK 2007/02/27

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022704.html