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2007年02月27日(火) 00時00分

『ヨド物置』に閉じ込め7件 東京新聞

 鋼材メーカー、淀川製鋼所(大阪市)が販売した「ヨド物置」で、子どもや高齢者が中に閉じ込められるトラブルが七件あったほか、「ヨド倉庫」の一部で構造計算ミスから強度不足があったことが二十七日、分かった。

 同社によると、閉じ込めがあったのは二〇〇二年七月から〇五年五月までに販売した「ヨド物置エルモ」と「ヨド蔵MD」。扉を閉めると、仮ロックがかかる機能が付いていた。室内には解除ボタンも付いていたが、〇四年八月から〇六年八月にかけ、長野、静岡、滋賀、愛知の各県や北陸営業所管内で、子どもらが閉じ込められたという。

 同社は〇五年五月、製品から仮ロックの機能をなくしたが、閉じ込めがあったことは公表していなかった。強度不足があったのは昨年二月から四月までに販売した「ヨド倉庫」(品番SOB3057)。構造計算にミスがあり、建築基準法の基準強度を満たしていない十七棟を販売した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070227/eve_____sya_____005.shtml