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2007年02月26日(月) 10時00分

中川自民党幹事長の自宅が財団の敷地に日刊ゲンダイ

 自民党の中川秀直幹事長が、地元の東広島市で財団法人が所有する敷地内に自宅や後援会事務所を建てていることが発覚した。民主党の菅直人代表代行が22日の記者会見で指摘した。菅氏は、その財団法人「耕道会館」は、中川氏自らが理事長を務めていると指摘。「(公益目的の)財団法人は後援会や自宅に使うべきではないとされているが、敷地内に財団の金で自宅まで建てている」と批判した。さらに、この財団について中川氏の義父が1961年に土地を財団に寄付して設立したと説明。「(義父が)亡くなった時に相続税を払ったのか。しっかり説明してもらいたい」と述べ、固定資産税も優遇されている疑惑が浮上した。
 これに対し、中川氏は記者団に「財団に家賃を払って入居しており、違法ではない」と強調。「個人所有ではなく相続税は払っていないが、財団法人が解散すれば公共に帰するので(民主党の)小沢一郎代表の不動産とは全く違う」と反論している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070226-00000009-gen-ent