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2007年02月26日(月) 18時30分

日経ピーアール元部長に有罪判決 助成金詐欺事件朝日新聞

 日本経済新聞社東京本社販売局の元社員らによる助成金詐欺事件で、東京地裁は26日、詐欺罪の共犯に問われた日経子会社「日経ピーアール」元部長、田中猛被告(64)に対し、懲役1年6カ月執行猶予4年(求刑懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。弁護側は「役割は従属的で幇助(ほうじょ)犯が成立するにすぎない」と主張したが、高山光明裁判官は助成金の受け皿会社に実体がなく、仮装工作に加担した被告は共同正犯にあたると述べた。

 判決によると、田中被告は02年、日経元販売局員(59)=有罪確定=と共謀。雇用・能力開発機構から助成金512万円をだまし取った。うち200万円以上を田中被告が受け取った。

http://www.asahi.com/national/update/0226/TKY200702260389.html