記事登録
2007年02月25日(日) 03時08分

緑茶PRにオシム効果? 岐阜・揖斐川の生産組合朝日新聞

 名前は「イビチャ」——。岐阜県産の緑茶「美濃いび茶」を栽培する揖斐川町の農事組合法人・桂茶生産組合の直売所に、日本茶のパッケージには珍しい片仮名表記のシールが登場した。

商品に張られる「イビチャ」のシール。直売所ではオシム監督のサイン入りの法被が飾られている=岐阜県揖斐川町上南方で

 サッカー日本代表のイビチャ・オシム監督の全国的な知名度に着目、一部の商品にシールを張って販売している。商標登録も出願中。以前に比べ、県外や若い世代からの注文が増えているという。

 同組合で生産される緑茶は、もともと商社などへの卸が中心だったが、昨年、小売り専門の合同会社「いび茶の里」(太田由紀子代表)を組合員の妻が中心となって設立。直売所を中心に「美濃いび茶」ブランドの商品販売に力を入れ始めた。昨年7月、名前が同じオシム氏の代表監督就任はPRの絶好の機会とばかりに、まだ監督を務めていたJ1千葉のキャンプ地だった同県飛騨市へ出向き、ペットボトルのお茶を差し入れた。

 シールは、お茶のパッケージになじみやすく筆文字の書体。サッカーボールをデザインしたシールもあるが、こちらは「あくまでお茶を味わってもらいたいので」(太田代表)と、希望者にだけ張って販売している。直売所は090・7308・2515。

http://www.asahi.com/life/update/0225/001.html