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2007年02月25日(日) 09時37分

ヤマハ発動機事件、ヘリ「可視外飛行」は可能と確認読売新聞

 ヤマハ発動機(静岡県磐田市)が産業用無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとした事件で、静岡、福岡両県警の合同捜査本部が、対象の無人ヘリを操縦する際に手元で操作する送信機をユーザーが改造して電波の出力を上げると、数キロ先まで操縦できることを性能実験で確認していたことが24日、わかった。

 同社側は、視認できる範囲を超えて飛行制御する「可視外飛行」はできない機種で、外為法の規制対象に当たらないと主張したが、捜査本部は実験結果から同法違反(無許可輸出未遂)が立証できると判断した。

 これまでの調べでは、同社と、同社スカイ事業部長内山一雄容疑者(58)ら3人(いずれも同法違反容疑で逮捕)は、経済産業相の許可を得ずに軍事転用が可能な無人ヘリを中国の企業に輸出しようとした疑いが持たれている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070225-00000202-yom-soci