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2007年02月25日(日) 12時00分

新幹線車両使いテロ訓練=未明の駅、340人参加−大阪時事通信

 大阪市で8月下旬に開幕する世界陸上選手権や来年関西での開催を誘致している主要国首脳会議(サミット)をにらみ、大阪府警と同市消防局、陸上自衛隊第3師団など6機関は25日未明、JR新大阪駅で化学テロ対策訓練を行った。初めて新幹線車両を使用し、約340人が乗客の避難誘導や有毒物質の除去などの作業を確認した。
 東海道新幹線の東京発博多行き車両内で、京都駅を出発後に何者かが有毒な化学物質をまき、乗客多数が被害に遭ったと想定。乗客役のJR社員らがハンカチで口を押さえながら誘導されて避難し、重症の乗客に見立てた人形を化学防護服姿の消防隊員らが運んだ。コンコースには救護テントなどが次々に組み立てられた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070225-00000021-jij-soci