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2007年02月24日(土) 12時00分

王様のアイディアの人気商品「ごろねスコープ」は進化していた!オリコン

 日本初のセレクトショップとして名高い「王様のアイディア」。創業は昭和40年というから、まさにセレクトショップのパイオニア的存在。第1号店は、当時のサラリーマンの憩いの場として人気スポットだった東京駅八重洲地下街。「なるほど〜」と感嘆させる奇抜なアイディアとユーモアにあふれた商品が人気を呼んでいた。そんな「王様のアイディア」の「ごろねスコープ」は、時代の変化に伴い新たなニーズに応えバージョンアップして、ロングラン商品として今なお人気を呼んでいる。 バージョンアップした写真はこちら  ※下段に表示

 「ごろねスコープ」が最初に販売されたのは昭和45年。高度成長期の真っ只中で、ごろ寝しながらもテレビが見れるという無精者にはうってつけのメガネとして人気を呼んだ。メガネにプリズムを付けたものだが、こんなアイディアも時間のゆとりとユーモアにあふれていた時代ならではのものだったのかもしれない。「ドリフのズンドコ節」(ザ・ドリフターズ)、「走れコウタロー」(ソルティー・シュガー)「老人と子供のポルカ」(左ト全とひまわりキティーズ)が街中で流れていた時代だ。

 そして時代は移ろい、高齢化社会となった今、この「ごろねスコープ」のニーズも様変わり。21世紀になる頃を堺に「王様のアイディア」では「ごろねスコープDX」を発売した。目や鼻に触れることなく着用でき、見る角度も自由に調整できるもので、寝たきりのご老人や、普段メガネを使用している人からのニーズに応えたものだという。ストレスなく着用できる点は、利用者の幅を大きく広げることになったという。

「王様のアイディア」は、「人間の社会生活には、真面目さに加えてユーモアや笑いが大切」と言っている。今の世の中でもっとも必要とされていることかもしれない。

ごろねスコープDXの写真はこちら

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000029-oric-ent