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2007年02月24日(土) 15時04分

日興、利益水増しで旧経営陣を提訴へ…賠償20億円超読売新聞

 証券大手「日興コーディアルグループ」の不正な利益水増し問題で、同社は旧経営陣を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こす方針を固めた。

 提訴の対象は、有村純一前社長(57)を含む3人とする方向で最終的に調整しており、請求額は20億円以上になるとみられる。

 日興は問題の背景に、旧経営陣の法令順守意識の欠如があったと判断。旧経営陣が、会社法で定められた善良な管理者としての注意義務を怠ったとして、法的責任の追及に踏み切る。

 日興株は現在、上場廃止の可能性もある監理ポストに移されており、東京証券取引所は3月中旬に上場廃止の是非を判断する見通し。現経営陣は、旧経営陣を提訴して過去と決別する姿勢を強調し、上場廃止を回避したい考えだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070224-00000006-yom-soci