原発不祥事　関電など厳重注意（朝日新聞）

2007年02月24日(土) 14時53分

　県内の原発でデータ改ざんやトラブルが相次いでいることから、県は２３日、県内に原発のある関西電力、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構の３事業者の幹部を県庁に呼び、安全管理を徹底するよう厳重注意した。

　筑後康雄・安全環境部長が「関電の美浜３号機が今月、ようやく営業運転を再開したところだが、高浜原発１号機で放射能を含んだ水が飛散したり、美浜原発１号機で法的手続きを取らずに溶接をしたりと、日常業務が確実にされているか疑いたくなるような不祥事が続いている」と批判した。

　森本浩志・関電副社長らは「地域住民の信頼を大きく損ない、申し訳ない。誠に深刻な事態と受け止めている。対策を早急に報告し、安全文化を積み上げたい」と陳謝した。