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2007年02月24日(土) 13時32分

阪神競馬場から競走馬逃げる、レース中に落馬事故朝日新聞

 24日午前11時40分ごろ、兵庫県宝塚市駒の町の阪神競馬場でレース中に落馬事故があり、負傷した騎手を搬送するためコースに救急車を近づけようと囲いを外したところ、騎手のいなくなった馬1頭が場外に逃げ出した。馬は競馬場のそばの県道を逃げ、北へ約700メートル付近で捕獲された。

 同競馬場によると、14頭が出走した障害競走で2頭の騎手が落馬。このうち、ノボリハウツー(オス6歳)から落馬した騎手が右腕を骨折した。救急車を近づけるため競馬場のさくを外したところ、ノボリハウツーが場外に逃げたという。

 宝塚市小林5丁目の不動産店を営む麻野(あさの)精一さん(65)によると、店の前の県道を茶色い影が通り過ぎたので外に出ると、馬が車道や歩道を蛇行しながら走り、通りかかった車が急ブレーキを踏んで馬を避けたという。その後、競馬場の職員とみられる数人が、県道沿いの駐車場に追い込み、馬を捕らえたという。「人も車も多いところなので、誰もけがをせずよかった」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0224/OSK200702240033.html