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2007年02月24日(土) 00時00分

市立浦和中入試「小学生には難しい」朝日新聞

◇予算特別委で市議指摘  さいたま市教委「解答空白目立つ」

 さいたま市初の公立中高一貫校として注目され、最終的な倍率は男女計で24・9倍だった市立浦和中の入試。22日にあった市議会予算特別委でも、議員から「小学生には難しい」と指摘があった。

 1月にあった1次試験の適性検査では、小問計129に対し、与えられた時間は計90分。市教委によると、空白が目立つ解答用紙も多く、全問正解者はいなかったという。

 市内の塾講師は「設問数が多かったので、解ける問題と解けない問題を見分けられた子が有利だったのでは」と分析。難易度については、私立中入試用の問題集をやっていないと難しかったとみている。

 市教委中高一貫教育校開設準備室の足立哲也室長は「学校で学んだことを十分咀嚼(そしゃく)して使えるかどうか、応用力が問われる問題にした。受験技術だけでは解答できない良問との意見もあった」と話している。

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000702240001