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2007年02月24日(土) 15時30分

米朝作業部会、NYで5日から 日朝進展が開催条件に朝日新聞

 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議で設置が決まった米朝関係正常化の作業部会が、北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が出席して来月5、6両日にニューヨークで開かれることが固まった。米政府高官が23日、明らかにした。ただ、米側は日朝関係正常化の作業部会がほぼ同時期に開かれることを開催の前提条件としているという。

 作業部会には米側からも6者協議首席代表のヒル国務次官補が出席し、事実上、首席代表会談となる。金次官は1日にサンフランシスコに入って学術会議に出席する予定で、2日にニューヨークに移動する模様だ。

 高官によると、米政府は日朝間で話し合いが進むことを重視。日朝作業部会の進展が担保されない限り、米国としても北朝鮮との話し合いに応じない立場を打ち出しているという。

 米朝は6者協議で、米国がテロ支援国家のリストから北朝鮮を除外する作業を始めることで合意。北朝鮮は米国の敵視政策撤廃を強く求めていることから、作業部会でもこうした点が話し合われる見通しだ。

http://www.asahi.com/international/update/0224/017.html