記事登録
2007年02月24日(土) 13時12分

被害者情報500点以上、ウィニー流出…山梨県警読売新聞

 山梨県警甲府署勤務の男性巡査の私物パソコンから犯罪被害者の個人情報を含む捜査資料500点以上がインターネット上に流出していたことが23日分かった。

 この巡査のパソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じて流出したと見られる。県警で詳細を調べている。

 巡査は、報告書などを作る際の参考にしようと、先輩警察官らから入手した捜査資料データを私物のパソコンに保存していた。流出した資料の内容は、刑事や交通など多分野にわたるという。

 岡山や愛媛県警で2006年3月、相次いでウィニーによる捜査資料流出が発覚した際、県警は全職員に「ファイル交換ソフトを使用しない」とする誓約書を提出させていた。

 県警は、この巡査らから事情聴取を進め、関係者の処分を検討するとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070224ic01.htm