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2007年02月24日(土) 14時54分

山梨県警の情報流出、婦女暴行被害者の氏名・住所も読売新聞

 山梨県警甲府署勤務の男性巡査の私物パソコンから、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じて500人以上の犯罪被害者らの個人情報を含む捜査資料がインターネット上に流出していた問題で、流出した資料に婦女暴行事件の女性被害者の名前や住所などが含まれていたことが24日、わかった。

 流出資料には、このほか、証拠品の提供者の住所、氏名や、汚職事件のチャート図なども含まれていたという。

 県警によると、この巡査は20歳代で、報告書などを作成する際の参考にしようと、前任の長坂署勤務時代の先輩警察官から入手し、私物のパソコンに保存していた。県警の事情聴取に対し、「学生時代からウィニーを使っていた」と話している。

 私物パソコンが感染していたウイルスは、表計算ソフトで作成した書類を流出させる性質があるという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070224i206.htm