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2007年02月24日(土) 00時00分

伊方原発で配管の減肉7件朝日新聞

●04年8月以降●

  四国電力は23日、配管の厚みがすり減る減肉が伊方原発で04年8月以降に7件あったと発表した。定期検査で国の基準を下回ることが分かったが、取り換えたため問題ないとしている。

  配管の減肉問題をめぐっては、04年8月に関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町) で配管が破裂。約140度の蒸気や熱水が噴出し、定期検査中の5人が死亡、6人が負傷した。破裂した配管は国の基準が4・7ミリなのに対し、0・4ミリまですり減っていた。

  伊方原発では事故後、05年9月〜06年2月の2号機の定期検査で4件、同年2〜4月の1号機の定期検査で3件の減肉を確認し、配管を取り換えた。国の基準値を0・1〜1・2ミリ下回っていたが、四電は「基準値を少し下回ってもすぐ破裂するわけではなく問題ない。交換状況は国にも報告済み」 と説明している。

http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000702240002