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2007年02月24日(土) 23時16分

日航、補助翼部品付け忘れて運航 海外整備委託先がミス朝日新聞

 日本航空が整備業務を委託している中国・アモイの整備会社「TAECO」が1月、日航のボーイング767型機の整備の際、旋回に用いる補助翼の操作の伝達経路にある微細な金属部品を付け忘れたことがわかった。2月1日に見つかるまで約2週間に64回発着していた。

 06年春ごろにはボーイング747—400型機の複数ある燃料タンクの1基の内部にマニュアルのコピー十数枚を置き忘れた。燃料が完全に注入できないことから発覚したが、機体が引き渡された06年5月から9月まで227回運航した。

 日航や国土交通省によると、いずれも飛行の安全性に支障はなかった。

 整備業務の海外委託は世界中の航空会社が進めている。TAECO社も国交省の認定を受けた工場で、各社が委託。日航も品質担当者を派遣している。

http://www.asahi.com/national/update/0224/TKY200702240292.html