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2007年02月24日(土) 20時15分

「竹島の日」式典 会場周辺で韓国の市民団体ともみ合い朝日新聞

 島根県の条例で定められた「竹島の日」の記念式典が24日、松江市殿町の県民会館で開かれた。澄田信義知事や地元選出の国会議員を含む約450人が出席した。会場周辺で、「竹島の日」に抗議する韓国の市民団体と式典参加者が一時もみ合いとなったが、式の運営に影響はなかった。

「竹島の日」記念式典会場の周辺で互いに詰め寄る日本人と韓国の市民団体メンバー=24日午後0時28分、松江市殿町で

 式典で、澄田知事は「竹島問題への関心が飛躍的に高まった1年だった。政府間交渉を後押しするため、国民世論を盛り上げていきたい」と条例の成果と今後の課題を話した。

 式典に続き、県の竹島問題研究会の下條正男・座長(拓殖大教授)らが講演。下條座長はこれまでの研究成果を踏まえ、「韓国が竹島を自国の領土と主張する歴史的根拠はない」などと話した。

 式典開始の約30分前、抗議の冊子を配ろうとした韓国の市民団体メンバーと、これを阻止しようとした式典参加者が小競り合いになったが、周辺を警備していた警察官らに引き離された。市民団体メンバーはこの後、会場から約100メートル離れた県庁の前で抗議行動をした。

http://www.asahi.com/national/update/0224/OSK200702240030.html