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2007年02月23日(金) 00時00分

環境アセスなどの入札/さらに15件公示朝日新聞

 米軍普天間飛行場の移設に向け、那覇防衛施設局は22日、移設先となる沖縄県名護市辺野古崎周辺の環境影響評価(環境アセスメント)を含む15件の業務の入札を公示したことを明らかにした。8日に公示された4件に続くもの。県は現行の移設案ではアセスには応じられないとの立場だが、実施に向けた手続きは着々と進んでいる。

 公示されたのは、サンゴの幼生の着床器具の設置や気象データの観測・分析、藻場の保全対策の資料収集など。3月22、26日に入札がある。

 同施設局の佐藤勉局長は22日の定例記者会見でアセスについて、「14年の代替施設完成を目指して早急にやらないといけない。県によく説明し、理解を得て実施したい」と述べた。県は正式なアセス前の調査なら容認する意向だが、佐藤局長は「事前調査とは考えていない。アセスに必要になると思われる資料の調査をする」と説明した。

http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000702230001