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2007年02月23日(金) 21時53分

東海第二原発、記録確認もれ 定期検査担当の安全機構朝日新聞

 経済産業省原子力安全・保安院は23日、日本原子力発電の東海第二原発(茨城県)の定期検査で、国の確認作業を請け負った独立行政法人、原子力安全基盤機構が安全装置2カ所の記録確認をしていなかったと発表した。定検は適正に行われており安全上の影響はないというが、保安院は「信頼を損なう」として、電気事業法に基づき、ほかに確認漏れがないか26日までに調べるよう機構に指示した。

 保安院によると、05年の定検の際に、非常時に原子炉を封鎖したり、冷却したりする制御装置の検査で、機構担当者が立ち会うか、検査記録を確認することになっているのに、それなしに「良」とする報告書を国に提出していた。

http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY200702230353.html