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2007年02月23日(金) 13時38分

「多額粉飾」の三洋電機は大幅安 東証朝日新聞

 23日の東京株式市場では、多額の粉飾決算の疑いが明らかになった三洋電機株に売り注文が集まり、同社株の午前の終値は前日比39円安の190円。午後に入ってから下げ足を強め、午後1時半現在では同48円安の181円。市場全体は小幅続伸で始まり、東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)、日経平均株価ともに取引時間中の昨年来高値を一時、更新した。

 TOPIXの午前の終値は前日比4.77ポイント高の1807.67。日経平均は同19円19銭高の1万8127円98銭。午前の出来高は14億3000万株だった。

 午後1時では、TOPIXは前日比4.08ポイント高い1806.98。日経平均株価は同12円32銭高い1万8121円11銭。

 高値警戒感から取引開始直後こそ売り注文が先行したが、商社や海運、倉庫株などが次第に買われ、全体の相場も上昇に転じた。対ドルやユーロで円安基調が続いていることも、半導体などの輸出関連株には追い風となり、外国人投資家らの買い注文が膨らんでいる。

http://www.asahi.com/business/update/0223/100.html