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2007年02月23日(金) 00時00分

高松塚の石室内、原寸大で再現 高精度写真組み合わせ朝日新聞

 文化庁は23日、奈良県明日香村の特別史跡、高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初め)の石室に描かれた壁画を高精度のデジタルカメラで撮影し、石室内を原寸大で再現した「フォトマップ」を公開した。今春の石室解体を前に、壁画の現状を正確に記録しておき、修理・復元作業に役立てる。

石室の壁画を高精度のデジタルカメラで撮影した「フォトマップ」=23日午後、奈良県橿原市の奈良文化財研究所で

石室の展開図

 奈良文化財研究所が昨年8〜9月、四つの壁、天井、床を20センチ四方で499カ所に区切り、3900万画素の写真を998枚撮った。

 このうち365枚の写真を選んでパソコンでつなぎ合わせ、詳細な「石室内地図」にした。

http://www.asahi.com/culture/news_culture/OSK200702230072.html